ルイ16世様式 パーケトリー ヴィトリーン/1178-052/幅86.5/奥行41/高さ178cm

1178-052

王妃のように高貴な薫りを醸す、ルイ16世様式パーケトリーヴィトリーン。

艶めくマホガニーと技巧を凝らしたパーケトリー、そして栄光に煌めく月桂樹のオルモル。気品溢れる端正な佇まいに華麗なるフランス宮廷が蘇ります。心と空間を優美に満たす、婉麗なる逸品をご覧ください。

ルイ16世とその王妃マリー・アントワネットが統治していた18世紀の装飾は、豪華なロココ様式の反動から端正なルイ16世様式(ネオクラシカル様式)へと変化しました。フランス革命を前に華やかな世界を繋いでいたブルボン王朝は、洗練された新しい様式で宮廷を輝かせていました。

このヴィトリーンはそんなルイ16世様式を受け継ぐひとしな。凛と佇むその姿は清らかな美しさを秘めています。ヴィトリーン/vitrineとは美術骨董品などを飾るガラス張りの収納家具のこと。丹念な化粧張りを纏うこのヴィトリーンは、ドレスを召した貴婦人のように気品に満ちた佇まいです。

Marie Antoinette dans son salon by Jean-Baptiste-Andre Gautier-Dagoty(1740-1786, Paris)Marie Antoinette dans son salon by Jean-Baptiste-Andre Gautier-Dagoty(1740-1786, Paris)


材は「木の女王」の名を持つマホガニー。その詰んだ木目と褐色に煌めく艶で人々の羨望を集め、一時代を築いた高級材です。そして緻密に計算されたパーケトリーがひときわ光を放ちます。パーケトリーとは幾何学模様を成す象嵌細工のことで、絢爛な宮廷家具に欠かせない技法として受け継がれてきました。フランスの歴代の王たちもこの装飾を好んだといいます。

要所にあしらわれたオルモルはさらなる華をもたらします。モチーフのひとつは月桂樹。月桂樹はギリシャ神話に登場する神アポロンの聖樹であり、勝利の象徴とされています。あるいは本物以上に瑞々しく表現された月桂樹やフェストゥーン(花綱)のオルモルはこのヴィトリーンに永遠の輝きを与えることでしょう。

直線的なシルエットをベースに脚の曲線を織り交ぜたスタイルと、圧迫感のないガラスの透明性は、現代の空間へ自然に溶け込みます。揺らめくガラスの中は、稀少な貴方のコレクションを最も美しく魅せる最高の舞台です。

輝かしいフランスの歴史を体現したヴィトリーン。その姿が貴方の心から離れることはないでしょう。



■フランス
■主素材:マホガニー
■推定製造年代:1900年代
■サイズ:幅86.5/奥行41/高さ178cm
■こちらのお品物はアンティークです。新品家具にはない小傷や歪み等がございます。アンティーク家具の特性につきましてはこちらをご一読ください。

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