George Philips&Son社 地球儀/8113-282/高さ52cm

8113-282

83,000円(税込91,300円)

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歴史の世界を旅する、George Philips&Son社地球儀。

緻密な地図は興味深く、美しい文字と色合いはインテリア・アイテムとしても知的で秀英な空間を演出してくれます。世界的な繁栄を遂げた大英帝国、ヴィクトリアンの時代に創設されたGeorge Philip&Son社の地球儀は、世界の歴史の案内役となってくれることでしょう。

George Philips&Son社は1848年に創設された地図や教育書を扱う会社でした。創始者のジョージ・フィリップ(1800-1882)は1819年にリバプールに移り、書店で働いていました。1834年には書籍や文房具を扱う店を始め、地図や教育書を手掛けるようになりました。事業は順調に拡大し、息子ジョージ・ジュニアとともにGeorge Philips&Son社を創設、ロンドンに店舗をかまえ、石版印刷やハンドカラーの地図を製作して大きな成功を収めました。


The printing works of George Philip & Son Ltd. Caxton Buildings, Liverpool, 1859. The printing works of George Philip & Son Ltd. Caxton Buildings, Liverpool, 1859.



地球儀に描かれている地図の美しい文字や色合いのニュアンスが美しく、アンティークならではの趣を醸しています。台座にしっかりと高級材であるマホガニーが使用されているところにも老舗のこだわりが感じられます。その台座にはコンパスが埋め込まれており、学問のための地球儀であったことが伺えます。


地図上の日本にはTOKYOやYOKOHAMA、SAPPOROの文字が見られます。大陸にはMANCHURIA(MANCHUKUO)の名があり、これは満州国の英語表記です。満州国は1932年から1945年まで存在していたため、この地球儀はその間につくられたものと考えられます。



世界の縮図である地球儀。王侯貴族や権力者にとっては夢や野望の象徴であり、学者にとっては探求心と知識を授けるものであり、海を渡る者にとっては道しるべそのものだったことでしょう。

様々な景色をみせてくれる地球儀で歴史の世界旅行をお愉しみください。


■英国
■主素材:台座マホガニー
■推定製造年代:1930年代
■サイズ:幅37/奥行34.5/高さ52cm
■台座直径:21.5cm
■コンパスの内部に塗装の粉塵があります。取り外すことができないため、現状でのお渡しとなります。
■若干のぐらつきがありますが、通常のご使用には問題ございません。
■こちらのお品物はアンティークです。新品にはない小傷や歪み等がございます。